ホビー・サピエンスの軌跡

趣味(競馬、旅など)や、気になったことについてダラダラと。

2018年有馬記念。

有馬記念(ありまきねん)は、日本中央競馬会JRA)が中山競馬場で実施する中央競馬の重賞競走(GI)である。

 

ウィキペディアによると、このように綴られているが、どう考えても筆者は常々このレースが上記の3行で説明が果たされるレースではないと感じる。

 

唐突に私論を述べてしまったが、まずこのブログを開設した経緯について少々語ろうと思う。

筆者が初めて競馬を見たのは、キタサンブラックが優勝した昨年の天皇賞・春だ。この日をきっかけに競馬にのめり込むことになった。以来暇さえあれば無意識に競馬のことを研究し、考えてしまうほどにのめり込んでいる。

このブログを開設した理由としては、常々研究している当週の競馬の予想や、研究している上で気になったことを記録として残したいと思ったからだ。

なにぶん有馬ウィークだし試しに描いてみようくらいの思いつきで書き始めているので、特に続く自信もないが、気が向いたらアップするくらいのスタンスのつもりである。

 

さて、話をを本題に戻そう。今週末は有馬記念有馬記念ってなに?と聞かれたら年間を通して22個ある中央競馬のG1の1つと言ってしまえばそれまでなのだが、決してその一言で片付けてはいけないほどのドラマがこの有馬記念で繰り広げられてきた。オグリキャップのラストラン、トウカイテイオー復活、グラスワンダーvsスペシャルウィーク、オルフェーブルやディープインパクトジェンティルドンナの引退V………

挙げていくとキリがないのだが、年に1度しかないレースなのに、これほどまでに多くのドラマがあるのはとても偶然とは思えない。

 

そして今年は、平成最後の有馬記念

見どころはなんと言っても障害最強馬オジュウチョウサン×武豊の参戦。

2年前の覇者サトノダイヤモンド、3年前同レース2着のサウンズオブアースも引退レースだ。

今年どんなドラマが待っているのだろうか。今から緊張とワクワクが止まらない。

 

ここからは、筆者なりの全頭の考察を載せていきたいと思う。もし偶然のも当ブログに立ち寄って頂いた競馬ファンには是非読んでいただいて、予想の手助けになれたら嬉しい。

 

1.オジュウチョウサン(牡7)

中山GJ(4250m)を2番手から上がり最速で勝っているようにスタミナはメンバー1。最内枠なので、押して押してハイペースで逃げてスタミナ勝負に持ち込むのでは。キセキとこの馬がペースを握るだろう。控えるようだったらまず馬券内は厳しい。

 


2.☆クリンチャー(牡4)

凱旋門賞大敗明けということで、人気はガタッと落ちそうだが、追い切りを見ても遠征前くらいには走れてる気がする。この馬もスタミナ豊富でロングスパートをかけられるタイプで、キセキのペースには合いそう。2番枠を引いたので、福永が好位を取れれば馬券内は十分にあり得る。

 


3.◎モズカッチャン(牝4)

個人的に現役牝馬(アーモンドアイ除く)では、最上位。ただ、叩き良化型、出遅れ癖があったりと、成績を見ても安定して勝ちきれない部分がある。しかし、牝馬ながらインから馬群を縫って伸びる力があり、今回引いた3番枠は絶好。スタートさえうまくいけばMデムなら好位のインでじっと構えて、直線うまく追い出してくれると思う。脚質自由で、タフなレースでも好走してきてるので、どのような展開になっても馬券内に食い込む、あわゆくばアタマまであるのでは、と考える。

 


4.マカヒキ(牡5)

絶好枠ではあるが、この馬の脚質的に後方からしか競馬できないのでこの枠が有利な働くことはなさそう。かといって近走でもしまいにいい脚を見せているわけでもなく、ただでさえ後ろからが厳しい中山2500mというコースではこの馬の台頭はないだろう。

 


5.△パフォーマプロミス(牡6)

前走アルゼンチン共和国杯では、宝塚以来の休み明けであの強い競馬。ステイゴールド産駒は間違いなく有馬記念のコースに強い血統だし、6歳なのにまだ15戦しかしていない&叩き2走目で大幅な上積みが見込める。昨年のグレイトフルS(有馬記念と同コース)での勝ち方も強く、ここは適正舞台だろう。憶測だが、Cデムとも相性は良さそうで、穴なら狙いたい1頭。

 


6.サトノダイヤモンド(牡5)

引退レースでの好走例が目立つ有馬記念。この馬も今回が引退レースで、2年前の勝ち馬。更には好枠も引いた。京都大賞典でこそ、久々の勝利を挙げたものの、休み明けのシュヴァルグランを除けばG3~オープンレベルで、ジャパンカップでの直線の伸び方を見ても6歳牡馬のディープ産駒で、能力は下降線なのかなぁという感じ。条件が揃いすぎてて少し怖いが、ここは軽視したい。

 


7.サウンズオブアース(牡7)

3年前に2着にきてはいるが、ここ何戦も馬券には絡んでおらず、やはり能力は下降気味。枠は悪くないが、ここは厳しいのでは。

 


8.△ブラストワンピース(牡3)

高レベルと言われる今年の3歳世代で、クラシックでも主役級を張ってきたが、新潟記念の大外一気しかり、馬体も大きくどうも不器用な印象。能力は間違いなくメンバー内でも上位だが、いかにロスなく回れるかが重要な中山コースにこの馬があっているとは思えない。池添がうまく立ち回れば圧勝までありそうだが、ここは適性も踏まえて抑えまで。

 


9.リッジマン(牡5)

ステイヤーズSを勝っているし、スタミナは豊富なのだろう。だが、ここでは根本の能力が見劣る。

 


10.△ミッキースワロー(牡4)

昨年のセントライト記念の末脚が印象的で、今回は久々の好成績の中山。レコードのジャパンCでも上がり最速の5着で、横山典の騎乗1つでは1発穴が開いてもおかしくない。

 


11.△ミッキーロケット(牡5)

宝塚記念は、メンバーや枠、展開、神騎乗での勝利というのは否めないが、先週の騎乗を見る限り、マーフィーも積極的な外人騎乗ができるタイプで、ロケットの持ち味を生かしてくれそう。

 


12.▲レイデオロ(牡4)

実績、能力共にメンバー最上位。この馬には12番枠もちょうどいいだろう。オールカマーも完璧な勝ち方で、中山も問題ない。あまり非の打ち所がないが、強いて言うなら秋天から2.5ハロン伸びる2500で、同じようなキセキの引っ張るタフレースに対応できるのか。ドバイシーマ(2410m)、ジャパンC(2400m)では勝ち馬にかわされているように、適性は2000あたりで、2500mではパフォーマンスを落とすのではないかと考える。それでも力は最上位だし、ルメールが上手く乗れば確実に圏内だろう。

 


13.スマートレイアー(牝8)

東京大賞典と悩んでのここへの出走。前走エリザベス女王杯は、この馬に1番合うと思われる舞台でも伸び切らず、9着。さらに差しが届かなくなるこのコースでは年齢的にも厳しいのでは。

 


14.◯キセキ(牡4)

個人的には、現役牡馬最強はこの馬だと思っている。ジャパンCでもシュヴァルグラン、スワーヴリチャードに3馬身以上つけている。だが、なんといっても秋4戦目。それにどれも一線級との戦いだ。この馬の追い切りにはそういう点を含め、かなり見返したが、陣営の言う通り、特に疲れは見えないし、なんなら迫力が増しているようにも見えた。完全に充実期なのだろう。実際、去年の菊花賞も夏から続けて4戦目のレースであり、使い詰めた方がいいタイプなのかもしれない。確実に先行するこの馬の脚質的にもこの舞台は合うだろうし、ほかに逃げ馬も見当たらないので楽に自分のペースを作るだろう。勝ちきれないルーラー産駒だが、ここで勝ってキセキを起こして欲しい。

 


15.△シュヴァルグラン(牡6)

この馬は明らかに使って良くなるタイプで、無難に乗ったジャパンCはもはや調教代わりだったのではないかというくらい今回の方がジャパンCに比べて状態が良さそう。この舞台は、一昨年は外外回って勝ち馬と0.6秒差、昨年は不利を受けての3着と大きく崩れていないし、もったいない競馬が続いている。鞍上のボウマンもこの馬に乗るためだけに今週限定で来日するし、勝負気配も感じられる。最悪な枠を引いたが、キセキの隣というのが不幸中の幸い。ついていく形で好位を取れれば好勝負なのでは。

 


16.サクラアンプルール

この馬もすこぶる調子は良さそうだが、大外は大幅な割引。昨年は絶好の手応えからの不利で、今年こそだったが、枠に恵まれず。ポカッと内が空いたり、田辺が神騎乗するようなら能力だけなら圏内あってもおかしくないが、ここは軽視しようと思っている。

 

今年は抜けた馬がおらず、立ち回り1つで何が勝っても、どれがきてもおかしくないメンバーだと思う。平成最後の有馬記念、どの馬が勝つのだろうか。日曜の15時25分まで、一競馬ファンとしてこのドキドキを楽しもうと思う。