ホビー・サピエンスの軌跡

趣味(競馬、旅など)や、気になったことについてダラダラと。

フェブラリーS予想。

さぁ今年1発目の中央 G1レースフェブラリーSがついに今週末に。

横綱ルヴァンスレーヴこそ回避したものの、なかなかの好メンバーが集結。

中でも競馬ファンの注目は目下連勝中のインティ、藤田菜七子騎手騎乗のコパノキッキングでしょう。

枠順をパッと見る限り、有力馬は基本的に欲しいとこには入れた感じにみえますね。

ゴールドドリームの3番枠くらいが少しマイナスでしょうか。

展開的には、テーオーエナジーがハナを切って、それをみるようにインティが2番手。インの3番手にユラノト、インティの後ろにサンライズソア、ノボバカラ。先行しそうなのはこの辺で、あとは後方で待機しそうな馬ばかりなんですよね。ペースは前半3F34.5〜35.0の平均〜やや早めくらいのペースになりそう。今週は雨雪もなくて、凍結防止剤が撒かれるかどうかで変わってくるとも思いますので、馬場はしっかり見ておきたいところ。

昨年ほどのハイペースにはならなそうで、好位から長くいい脚を使える馬を軸にしたい。

馬場傾向にもよるが、今のところの軸候補は2頭。

頭目サンライズソア。前走のチャンピオンズCが負けて強さの内容。外を回すとロスの大きい中京コースを終始外を回しての3着。勝ち鞍こそ右回りが目立つが、府中マイルではこの馬は(1,1,1,0)と一度も崩れていないし、舞台適性は十分にある。脚質的には今回のメンツと馬場に1番マッチしている馬で、G1連続3着と充実期を迎えている今、ここで念願のG1制覇が叶う可能性は高いだろう。

もう一頭の候補はオメガパフュームだ。

青竜Sの際に、ミルコは1600mは短いと言っており、実際これまでの当馬の使ってきたレースは1800〜2000mがほとんど。さらに左回りより右回りが得意で、左回りだとモタれる癖がある。

しかし、前走は東京大賞典ゴールドドリームを負かしており、何より今回の調教がかなりいい。師もマイル仕様に仕上げたと言っており、最終追い切りもそれを感じさせるスピード溢れる様子。

大外枠からならペースをみて自由に動けるし、それができるデムーロが乗るというのも心強い。不安要素も確かにあるが、それで少しでも人気が落ちるなら妙味はある。

相手評価では底を見せていないインティ、実績十分のゴールドドリーム。穴では府中マイルベスト舞台のノンコノユメ、復調気配のモーニンあたりも面白いだろう。

今年初のG1、ばちこり当てていいスタートを切りたいですね!!!

 

川崎記念を簡単に振り返る。

今年初のG1、川崎記念

うーん、例年に比べてややメンバーは物足りないかなってのが率直な感想。

 

ケイティブレイブはこのメンツ相手に勝てなかったのはちょっとまずいな。JBCが渾身のデキだったのか、その後からはパッとしない感じ。こっから下降線っていう具合になりそう。

 

逆に勝ったミツバはどうもレース内容も結果も安定しなくて、白山大賞典で大敗したときにはあぁこれは立ち直れないかなぁなんて思ってたけども、まさかあそこからG1馬になるとは。このレースが出来るなら、フェブラリーSはどうかも、これからの楽しみは十二分にある。

※話は逸れるが、前走このミツバを下したチュウワイザードに完勝したインティはやはり相当な器かもしれない。

 

筆者の予想は本命ケイティブレイブ対抗オールブラッシュの1点でした。

浦和記念の勝ち方が強烈だっただけに、本格化したと踏んでミツバより上位のとったけども、これは完全に枠と展開と乗り方の差もあったかな。

 

1ヶ月後には中央でフェブラリーステークスがあるが、さて、今年の川崎記念フェブラリーステークスに繋がるかと言ったら、答えは否でだろう。確かに例年、川崎記念のレースレベルは高いとはいえないが、今年はより一層、低いように映った。

12月(チャンピオンズC)、1月(川崎記念)、2月(フェブラリーS)と立て続けにダート中距離のG1競走を組んでしまっていることが川崎記念のレベルの物足りなさを引き起こしてしまってるのだろう。

そんな不満を漏らすとともに、フェブラリーSの展望を楽しみにしながら、本日はこの辺で書き留めておこうと思う。

読んでいただいた方はありがとうございました。

 

ホープフルS回顧。

誰よりも早くホープフルSを振り返ってみる。

勝ったサートゥルナーリアは先述したとおり怪物だった。。。

初輸送、初小回り、多頭数…これらの課題を難なくクリアし、ノーステッキで楽々勝利。

この血統なのにどスローでも折り合いバッチリで、非の打ち所がない。

ちなみに筆者の馬券ははずれ。

サートゥルナーリアはもちろん軸として買っていたが、相手で評価していたブレイキングドーンとキングリスティアがついてこず。ブレイキングドーンは道中かかりぎみなのもあったが、直線手応え無し。力負けかな。

キングリスティアはスタートで終戦も上がり最速の8着。スムーズに逃げを打っていれば結果は変わっていただろうに、悔しい結果。

アドマイヤジャスタはびっちりサートゥルナーリアをマークする形で完璧な競馬。最後はキレ負けだった。

ニシノデイジーはウチでじっとする形だったがスタートでもう一列前を取れてたら着順も1つ違ったのでは。

着差からも1着のサートゥルナーリアと2、3着馬、それ以下では現状力の差はハッキリした感じ。

サートゥルナーリアは世代で完全に頭1つ抜けてる。順調にいけばクラシックは主役になるだろう。

個人的にはこの馬に土をつけるダークホースが現れることを懇願している。

 

ひとまず今年の中央競馬は終わったわけで、さぁ年が明ければいよいよクラシックの展望が見えてくる。

このままサートゥルナーリアの独壇場となるのか。はたまた刺客が現れるのか。2019年の競馬の大きな見所になりそうだ。

最後のG1ホープフルSについてちょこっと。

有馬記念をバチっと当てて今年の競馬は終わり!なんてことも一瞬考えたが、やはり目の前にG1があったらやらないなんて選択肢は脳内から消えてしまうものだ。

 

さて、2歳G1ホープフルSについて考察していこうと思う。

今年の注目はなんといっても名牝シーザリオの仔、サートゥルナーリア

血統だけでなく能力も非凡なのは間違いなさそうだ。デビューからの2戦はノーステッキで2連勝。鞍上のミルコもまだ3、40パーセントの力しか出してないと言っている。最終追い切りも坂路を全体時計52.5、ラスト2ハロンを11.9-11.9でまとめる2歳とは思えない動きっぷり。近2走からメンバーレベルは一気に上がり、初輸送とトリッキーな中山がどうかだが、怪物級をも予感させるこの馬にとっては杞憂でしかないだろう。

このサートゥルナーリアに対抗できる馬はいるのか。

対抗馬として注目されているのは、近走3連勝、重賞2勝のニシノデイジー。地味な血統に地味な牧場、不安視される鞍上のせいで走っても走っても人気しないが、能力はメンバー最上位なのは間違いない。ハービンジャー産駒自体、小回りの中山+最終週のタフな馬場は合いそうだし、ここも好走が期待できる。ただ今の中山の馬場で最内枠がどうか。鞍上の腕にかかっているだろう。

ブレイキングドーンも有力馬の一角。前走京都2歳Sは、個人的に2歳最強馬でドゥラメンテ級だと思っているクラージュゲリエと直線合わせる形で接戦を演じた。しかも、ブレイキングドーンは休み明け+18kg。叩き2走目になるここを絞って来たら前走以上のパフォーマンスは必至だ。最終追い切りも前走に比べてかなりいい状態にみえる。軽い馬場の方がが合いそうなヴィクトワールピサ産駒というのが不安点ではあるが前走の粘り強さをみたらそこも大丈夫そうで、期待したい1頭。

未勝利、紫菊賞と連勝中のアドマイヤジャスタも素質馬。ノーザン×ルメールの黄金コンビでここも上位には食い込んできそう。

ハイレベルと言われている東スポ杯で接戦を演じたヴァンドギャルドもCデムーロ継続騎乗で面白い。

穴どころで期待したいのはキングリスティア新馬戦を勝って中一週での出走にはなるが、その新馬戦のパフォーマンスがかなり高い。ハナを切って逃げる展開で、道中で人気のルデュックに絡まられるも、自分のペースを崩さず、終いの2Fを11秒台でまとめて後続を放す好内容。最終追い切りでは陣営も前走以上に気合が乗っていると話しており、ローテや血統的に人気がしないなら狙っていきたい。

タフな2歳戦で、差しが決まりやすいこの舞台ではジャストアジゴにも期待したい。ここ2戦は2000mを走って安定した上りを使えているし、中山巧者の鞍上。人気がないなら抑えたい1頭。

 

◎サートゥルナーリア

◯ブレイキンドーン

☆キングリスティア

☆ジャストアジゴ

 

サートゥルナーリア以外は混戦模様で、何が来てもおかしくなさそう。

筆者はサートゥルナーリアから穴へ流す形で馬券を組んで行こうと思う。

 

有馬記念回顧。

昨日、平成最後のグランプリ、有馬記念が終わった。

結果は、3歳馬ブラストワンピースと池添Jが勝利。

筆者も馬券的中することができた。

本命はモズカッチャンとブラストワンピースの2頭軸だったが、モズがレイデオロの相手評価で被りすぎてたのと、昨日今日と外側が伸びる馬場だったのでブラストの評価を上げて、ミッキースワローの評価を上げて馬券を組み立てところドンピシャ。3着シュヴァルグランまで予想通りの展開と結果で、平成最後の有馬記念を気持ちよく終えることができた。

池添Jの騎乗、そしてガッツポーズには痺れた。

ダービー、菊花賞の反省を生かして強気に好位を取りに行く騎乗。

勝利インタビューの表情を見ては泣きそうになった。

外人ジョッキーの流れを止めてくれたのも嬉しい。

これで池添Jは有馬記念4勝目。

この人ほんとにもってるよなぁ。

もちろん運だけでなく、勝負所で腹括った騎乗ができる勝負強さもこの人の持ち味。

日本のジョッキーで1番好きだ。

キセキは秋4戦目の疲れもあっただろうが、やはり中山は合わなかったのだろう。徐々にペースを上げながら逃げるこの馬の持ち味が、中山のコーナリングで完全に打ち消されてしまった感じ。

それでもあの流れで5着まで残ってるのだから心肺機能と能力は間違いなく古馬ナンバーワンだろう。

レイデオロはほぼ完璧なレースだったと思う。勝ち馬が強かった。

シュヴァルグランはまだまだやれるこたを証明したし、何よりボウマンが自分が思っていた通りの騎乗。先行の有力馬の後ろにスッとつけて、内側に入って息を入れる完璧な騎乗。内枠だったら勝ち負けだっただろう。

ミッキーロケットも完璧なレース。やっぱり自力はあるし、来年も必ずどこかで見せ場があると思う。

ミッキースワローは出遅れが響いた。普通にでて、レイデオロの後ろくらいをつけれてたら1発あったかもしれない。

サトノダイヤモンドも力負け。ラストランも、悔いの残らない騎乗だったのでは。

オジュウチョウサンはキセキの2番手追走で、最後の直線オッと思わせる手ごたえ。1000万からの飛び級でG1の流れに乗れたのがまずすごいし、キセキを追いかけながら第4コーナーであの手応えをみせるのだからやっぱりすごい馬。来年も平地に出るなら頑張って欲しい。

 

それにしてもやっぱり3歳馬が強い。

ブラストワンピースを倒してきたワグネリアンやフィエールマンと言ったクラシック馬達が来年から始動するわけだが楽しみで仕方がない。

来年のG1戦線がどうなるか。クラシックはどうなるのか。筆者はもう今から来年の展望を考えワクワクしている。

2018年有馬記念。

有馬記念(ありまきねん)は、日本中央競馬会JRA)が中山競馬場で実施する中央競馬の重賞競走(GI)である。

 

ウィキペディアによると、このように綴られているが、どう考えても筆者は常々このレースが上記の3行で説明が果たされるレースではないと感じる。

 

唐突に私論を述べてしまったが、まずこのブログを開設した経緯について少々語ろうと思う。

筆者が初めて競馬を見たのは、キタサンブラックが優勝した昨年の天皇賞・春だ。この日をきっかけに競馬にのめり込むことになった。以来暇さえあれば無意識に競馬のことを研究し、考えてしまうほどにのめり込んでいる。

このブログを開設した理由としては、常々研究している当週の競馬の予想や、研究している上で気になったことを記録として残したいと思ったからだ。

なにぶん有馬ウィークだし試しに描いてみようくらいの思いつきで書き始めているので、特に続く自信もないが、気が向いたらアップするくらいのスタンスのつもりである。

 

さて、話をを本題に戻そう。今週末は有馬記念有馬記念ってなに?と聞かれたら年間を通して22個ある中央競馬のG1の1つと言ってしまえばそれまでなのだが、決してその一言で片付けてはいけないほどのドラマがこの有馬記念で繰り広げられてきた。オグリキャップのラストラン、トウカイテイオー復活、グラスワンダーvsスペシャルウィーク、オルフェーブルやディープインパクトジェンティルドンナの引退V………

挙げていくとキリがないのだが、年に1度しかないレースなのに、これほどまでに多くのドラマがあるのはとても偶然とは思えない。

 

そして今年は、平成最後の有馬記念

見どころはなんと言っても障害最強馬オジュウチョウサン×武豊の参戦。

2年前の覇者サトノダイヤモンド、3年前同レース2着のサウンズオブアースも引退レースだ。

今年どんなドラマが待っているのだろうか。今から緊張とワクワクが止まらない。

 

ここからは、筆者なりの全頭の考察を載せていきたいと思う。もし偶然のも当ブログに立ち寄って頂いた競馬ファンには是非読んでいただいて、予想の手助けになれたら嬉しい。

 

1.オジュウチョウサン(牡7)

中山GJ(4250m)を2番手から上がり最速で勝っているようにスタミナはメンバー1。最内枠なので、押して押してハイペースで逃げてスタミナ勝負に持ち込むのでは。キセキとこの馬がペースを握るだろう。控えるようだったらまず馬券内は厳しい。

 


2.☆クリンチャー(牡4)

凱旋門賞大敗明けということで、人気はガタッと落ちそうだが、追い切りを見ても遠征前くらいには走れてる気がする。この馬もスタミナ豊富でロングスパートをかけられるタイプで、キセキのペースには合いそう。2番枠を引いたので、福永が好位を取れれば馬券内は十分にあり得る。

 


3.◎モズカッチャン(牝4)

個人的に現役牝馬(アーモンドアイ除く)では、最上位。ただ、叩き良化型、出遅れ癖があったりと、成績を見ても安定して勝ちきれない部分がある。しかし、牝馬ながらインから馬群を縫って伸びる力があり、今回引いた3番枠は絶好。スタートさえうまくいけばMデムなら好位のインでじっと構えて、直線うまく追い出してくれると思う。脚質自由で、タフなレースでも好走してきてるので、どのような展開になっても馬券内に食い込む、あわゆくばアタマまであるのでは、と考える。

 


4.マカヒキ(牡5)

絶好枠ではあるが、この馬の脚質的に後方からしか競馬できないのでこの枠が有利な働くことはなさそう。かといって近走でもしまいにいい脚を見せているわけでもなく、ただでさえ後ろからが厳しい中山2500mというコースではこの馬の台頭はないだろう。

 


5.△パフォーマプロミス(牡6)

前走アルゼンチン共和国杯では、宝塚以来の休み明けであの強い競馬。ステイゴールド産駒は間違いなく有馬記念のコースに強い血統だし、6歳なのにまだ15戦しかしていない&叩き2走目で大幅な上積みが見込める。昨年のグレイトフルS(有馬記念と同コース)での勝ち方も強く、ここは適正舞台だろう。憶測だが、Cデムとも相性は良さそうで、穴なら狙いたい1頭。

 


6.サトノダイヤモンド(牡5)

引退レースでの好走例が目立つ有馬記念。この馬も今回が引退レースで、2年前の勝ち馬。更には好枠も引いた。京都大賞典でこそ、久々の勝利を挙げたものの、休み明けのシュヴァルグランを除けばG3~オープンレベルで、ジャパンカップでの直線の伸び方を見ても6歳牡馬のディープ産駒で、能力は下降線なのかなぁという感じ。条件が揃いすぎてて少し怖いが、ここは軽視したい。

 


7.サウンズオブアース(牡7)

3年前に2着にきてはいるが、ここ何戦も馬券には絡んでおらず、やはり能力は下降気味。枠は悪くないが、ここは厳しいのでは。

 


8.△ブラストワンピース(牡3)

高レベルと言われる今年の3歳世代で、クラシックでも主役級を張ってきたが、新潟記念の大外一気しかり、馬体も大きくどうも不器用な印象。能力は間違いなくメンバー内でも上位だが、いかにロスなく回れるかが重要な中山コースにこの馬があっているとは思えない。池添がうまく立ち回れば圧勝までありそうだが、ここは適性も踏まえて抑えまで。

 


9.リッジマン(牡5)

ステイヤーズSを勝っているし、スタミナは豊富なのだろう。だが、ここでは根本の能力が見劣る。

 


10.△ミッキースワロー(牡4)

昨年のセントライト記念の末脚が印象的で、今回は久々の好成績の中山。レコードのジャパンCでも上がり最速の5着で、横山典の騎乗1つでは1発穴が開いてもおかしくない。

 


11.△ミッキーロケット(牡5)

宝塚記念は、メンバーや枠、展開、神騎乗での勝利というのは否めないが、先週の騎乗を見る限り、マーフィーも積極的な外人騎乗ができるタイプで、ロケットの持ち味を生かしてくれそう。

 


12.▲レイデオロ(牡4)

実績、能力共にメンバー最上位。この馬には12番枠もちょうどいいだろう。オールカマーも完璧な勝ち方で、中山も問題ない。あまり非の打ち所がないが、強いて言うなら秋天から2.5ハロン伸びる2500で、同じようなキセキの引っ張るタフレースに対応できるのか。ドバイシーマ(2410m)、ジャパンC(2400m)では勝ち馬にかわされているように、適性は2000あたりで、2500mではパフォーマンスを落とすのではないかと考える。それでも力は最上位だし、ルメールが上手く乗れば確実に圏内だろう。

 


13.スマートレイアー(牝8)

東京大賞典と悩んでのここへの出走。前走エリザベス女王杯は、この馬に1番合うと思われる舞台でも伸び切らず、9着。さらに差しが届かなくなるこのコースでは年齢的にも厳しいのでは。

 


14.◯キセキ(牡4)

個人的には、現役牡馬最強はこの馬だと思っている。ジャパンCでもシュヴァルグラン、スワーヴリチャードに3馬身以上つけている。だが、なんといっても秋4戦目。それにどれも一線級との戦いだ。この馬の追い切りにはそういう点を含め、かなり見返したが、陣営の言う通り、特に疲れは見えないし、なんなら迫力が増しているようにも見えた。完全に充実期なのだろう。実際、去年の菊花賞も夏から続けて4戦目のレースであり、使い詰めた方がいいタイプなのかもしれない。確実に先行するこの馬の脚質的にもこの舞台は合うだろうし、ほかに逃げ馬も見当たらないので楽に自分のペースを作るだろう。勝ちきれないルーラー産駒だが、ここで勝ってキセキを起こして欲しい。

 


15.△シュヴァルグラン(牡6)

この馬は明らかに使って良くなるタイプで、無難に乗ったジャパンCはもはや調教代わりだったのではないかというくらい今回の方がジャパンCに比べて状態が良さそう。この舞台は、一昨年は外外回って勝ち馬と0.6秒差、昨年は不利を受けての3着と大きく崩れていないし、もったいない競馬が続いている。鞍上のボウマンもこの馬に乗るためだけに今週限定で来日するし、勝負気配も感じられる。最悪な枠を引いたが、キセキの隣というのが不幸中の幸い。ついていく形で好位を取れれば好勝負なのでは。

 


16.サクラアンプルール

この馬もすこぶる調子は良さそうだが、大外は大幅な割引。昨年は絶好の手応えからの不利で、今年こそだったが、枠に恵まれず。ポカッと内が空いたり、田辺が神騎乗するようなら能力だけなら圏内あってもおかしくないが、ここは軽視しようと思っている。

 

今年は抜けた馬がおらず、立ち回り1つで何が勝っても、どれがきてもおかしくないメンバーだと思う。平成最後の有馬記念、どの馬が勝つのだろうか。日曜の15時25分まで、一競馬ファンとしてこのドキドキを楽しもうと思う。